たろさのチラシの裏(旧はてなダイアリー)

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地球の静止する日(1951)/地球が静止する日(2008)

1951年版(モノクロ)と2008年リメイク版の両方を観た。1951年版(旧版)の方が好きかなぁ。
旧版はモノクロだからもあるかもしれないけど、映像がシンプルできれい。UFOやゴート(ロボット)のデザインも良い。冷戦時代の作品ということで、このときの人類存亡の危機というと「核戦争で人類が滅びる」ということになるか。それで全世界の指導者を集めて会議を、という話になるわけで。警告として世界中の動力(電力だけでもないっぽいんだよね)が止められるシーンは今見るとありがちな感じだけど、本作が元祖?
リメイク版はなんか旧版以上に説教臭い感じなのがなー。全体的に説明が多すぎてくどい。旧作だと特に説明が無くてそれでもストーリー上支障がないというか気にならないところ(例えばクラトゥは異星人だけど地球人と同じ格好だし特に宇宙服も着てないけど平気なのかとか、UFOとかゴートの動力ってどうなってんのかとか)にも一応科学的な根拠みたいなものをつけようとしてるのが余分かなーと。そのせいで最初の方(クラトゥの病院脱走まで)が長い。あと異星人のクラトゥ(キアヌ・リーブス)がちょっと目立ちすぎというか、まぁこのキャストだからしょうががないか。地球が静止するとこはおまけみたいなもんで、メインはその前のロボイナゴ(?)のパニックシーンなんだけど、なんかあれで主人公たちが助かるのもご都合主義的な感じ。まぁなんかお金かければいいってこともないなという……リメイクも良し悪し。

地球の静止する日 [Blu-ray]

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